こんにちは。Kazu(@bs_0318)です!
突然ですが、皆さん。
集中と非集中、どちらが仕事やテスト勉強、部活動に必要だと思いますか?
集中だと答える方が大半で、このように思うのではないでしょうか。
「集中して取り組めば、頭に入ってくる」
「注意散漫だと身につくわけがない」
ですが、果たして本当にそうなのでしょうか。
大半の人がAと答えているからといって、必ずしもAが正しいとは限りません。
Bが正しいという場合もあります。
それがまさに今回のテーマの集中と非集中です。
「集中・非集中の状態」であることのメリット、デメリット、使い分けることで起こる効果について、書いていきたいと思います。
「集中崇拝」の方もきっと、考え方が変わると思います。
実際に私がそうでした。では、見ていきましょう。
「集中」・「非集中」とは?
皆さんはテスト勉強や仕事、部活動でいい成績を残すために、「集中」して勉強しよう、練習しようと決意して臨みますよね?
ですが、そもそも「集中」とは何でしょう?

まずは、「集中」と「非集中」の定義から確認します。
◯非集中・・・集中していない状態。複数のことに意識が飛んでいる状態。
こうして意味を確認してみると、何かを成し遂げる時、「集中」している状態の方が良いように思いますよね。
でもそのことによって、視野が狭くなり、心身ともに擦り減ってしまっていることを自覚していますか?
当然「集中」しているということは、その分頭を使っているということです。
集中している状態を保ち続けると、そのうちガス欠になってしまいます。
「車」を例に出して考えてみましょう。
目的地に向かってアクセル全開で、休憩も取らずに走る場合(集中)と、適度な速度で途中ガソリンを補充しながら走る場合(非集中)。どちらが効率がよいでしょうか?
勿論アクセル全開の方(集中)が目的地に早くたどり着ける可能性は高いでしょう。
ですが、いつ止まってしまうかわかりません。
対して、休憩を取りながら走る場合(非集中)は、時間はかかるかもしれませんが、確実に目的地にたどり着くことができます。さらに、適度な速さであるため、周りの景色を見ながら走ることが出来ます。
思わぬ副産物に巡り合えるのです。
このように考えると、「非集中」の方が効率的かつ効果的だと思いませんか?

「非集中」の継続でいいのか?
「非集中」の方が効率的かつ効果的だと言いましたが、「非集中」の状態を継続すればいいのか、と言われればそうではありません。
「非集中」のままだと、どうしても時間が掛かってしまいます。
これも先ほど申しましたが、車の例でいうと「集中」のメリットは、目的地に早くたどり着けることです。勉強で置き換えると、知識が定着する、部活でいうと、技能が身につくということです。
ですが、「集中」を続けると、そのうち疲弊します。
ではどうすればいいのか。
簡単なことです。
「集中」と「非集中」を組み合わせるのです
「集中」には「集中」の、「非集中」には、「非集中」のメリットがあります。
それぞれを上手く組み合わせることで、より効果的、効率的に目標に辿り着くことができます。
最後に組み合わせ方について、書いていきたいと思います。
「集中」と「非集中」の組み合わせ方
では、組み合わせ方についてですが、私の実体験をもとに書かせていただきます。
私は現在大学4年生ということで、卒業論文を書いています。
有難いことに3月には内定を頂いたので、卒論にはすぐに取り掛かることが出来ました。
「よし!卒論も早く終わらせて残りの学生生活
自分の好きなように過ごしてやる!」
そう思った私は、先ほどの車の例でいう、アクセル全開の「集中」の状態で、作成に取り掛かりました。
最初は「これなら10月には終わるんじゃね?」と思えるくらい順調に進んだのですが、案の定、途中で失速しました。
「早く終わらせよう」という気持ちが強く、作業が雑になっていたんですね。担当教授からは、なかなか責了を頂けず、イライラも溜まっていました。
やる気も失せて、いっそ思い切って休んでみようと思い、実際に1週間ほど休みました。

その結果、気分もすっきりして、最初のころのように、順調に進むようになったのです。
私はこの経験から、「集中」した状態を続けるのではなく、合間に「非集中」も取り入れる大切さ を学びました。
この私の実体験のように、勉強するときでも、「2時間したら休憩を必ず取る」、練習する時は、「技能練習ばかりではなく、見直す時間も作る」など、「集中」と「非集中」を組み合わせると、より効果的だと思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか。今まで「集中」こそが正義と考えていた「集中崇拝」の方も考え方が少し変わったのではないでしょうか。
今回の記事の題材となったのは、
スリニ・ピレイ、千葉敏生(訳)の『究極の思考法』という本です。
気になった方はどうぞお手に取ってみてください。
今回も最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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