どうも、Kazu(@bs_0318)です。
先日、1/28から1カ月間受けていた田舎フリーランス養成講座、通称「いなフリ」が終了しました。
結論、
「いなフリ」は最高でした!
(ライターらしからぬ語彙力)
いやでも、この一言に尽きるかなと。
今回の記事では、「いなフリ」を受講しようと思ったきっかけと理由、1週間ごとの振り返り、これからの歩み方についてお話していきます。
長々と書き連ねていて読みづらいと思う方もいらっしゃるかもしれませんが、ご了承ください。
Contents
いなフリを受講しようと思ったきっかけ・理由
声が出なくなりました
僕が「いなフリ」を受講したきっかけは、約2年前にさかのぼります。
僕は大学3年の6月に、突如声が出なくなりました。原因は、わかりません。
出なくなったは少し大袈裟かもしれませんが、酷い時はほとんど声が出せませんでした。
アルバイト先での接客でも、何度も聞き返されたり、お客さんから笑われたりなんかも。
一番きつかったのは、就職活動です。
僕には双子の弟がいて、同じ金沢の私立大学に通っています。
子ども二人を私立の大学に通わせてくれている両親のために、「良い会社に入って恩返しをしよう」と思っていました。
しかし、声はこんな状態。
志望企業の面接では上手く話せないこともしばしば。中には志望度の高い企業の面接で笑われることもありましたね…
そりゃあもう、メンタルはズタボロですよ。
お恥ずかしながら、毎晩のように泣いていました。
「自分はなんて無力なんだ」
「こんなんじゃ就職できないんじゃ・・・」
なんて思っていました。
そんな大袈裟な、と思う方もいるでしょうが、当たり前のようにできていたことができなくなるのは、辛いですよ。
そのころの支えとなったのは、家族と友人でした。
家族は「気にすることない!」って言ってくれるし、親友に至っては、1時間近く電話で悩みを聞いてくれました。
家族とその親友には、感謝していきたいですね。
フリーランス、そしていなフリを知る
そんな僕でも、無事に地元に本社がある大手企業に内定を頂きました。
とは言え、声が治ったわけではなく、不安が消えることはありませんでした。
かなり状態は良くなりましたが、まだ完治ではなく、
「この会社で上手くやっていけるのか・・・」
という気持ちがずっとありました。
そんな中で、フリーランスという働き方と「いなフリ」を知ったのです。
きっかけは、双子の弟でした。
考えてみれば、何かを始めるってなった時にきっかけをくれたのは、いつも弟だったな・・・
僕が卒論に明け暮れているなか、弟は隣でブログやライティングをやっていました。
最初は「お前卒論書かなくて気楽でいいよなー」と思っていたのですが、弟が段々とライティングでお金を稼ぐようになっていて、「こんな働き方もあるんだ」と思うように。
声に不安を持っていた僕からすると、
一気に可能性が開けたような気持ちになりましたね。
同時に、弟に「いなフリ」を勧められました。
これが約3カ月前の出来事。時が経つのは早い。
当時は集団生活をしたこともなかったし、声に不安があって上手くコミュニケーションがとれるか不安でした。
けれど、ここで一歩踏み出さないと、後悔する。本能的にそう思いました。
そして気づけば今に至っています。
不安な気持ちでいっぱいだった1週目
とにかく初週は、不安でいっぱいでした。
「こんな僕を受け入れてくれるのか」
「成果を出せるのか」
不安な僕は、購入したばかりの「OLYMPUS EM-10 E-M10 MarkⅢ」で、2日目に朝早く起きて「いなフリ」が行われるコワーキングスペース・hinodeの写真や海の写真を撮りに行っていました。
それも1人で。住んでいるアパートの部屋に同期がいなかったというのもありますが。
何を思って写真を撮りに行ったのか自分でも分かりませんが、「いなフリ」に来たっていう実感を得たかったのもしれませんね。


僕は「いなフリ」に参加するにあたり、
- ライティングで15万円稼ぐ
- サイト制作で案件2件受注
- ブログを週に1記事書く
という目標を立てました。
初週はこの目標を達成するために、とにかく作業に明け暮れました。作業に集中し過ぎて日付をまたぐこともしばしばでしたね。
ほとんど同期とコミュニケーションを取っていなかったので、少し後悔。
今思えば、ただただ目標の達成にしか目がいっていなかったなと。反省です。
「いなフリ」は、平日の5日間は講義や作業にコミットして、土日は休みです。
初週の日曜日には、みんなで朝市に行きました。

いすみの名物をたくさん食べることができたし、いいリフレッシュになりました。
同期ともコミュニケーションを取れ始めたのもこの頃だったかな。
とは言え、目標を達成すること・知識、スキルを身に付けることばかりに目が行っていた1週目でした。
悩みを打ち明けた2週目
僕は声の事を同期はもちろん、メンターのおしゅんさん(@oshunshunn)にも話していませんでした。
気を遣われるのも嫌だったし、何か思われそうで怖かったのかもしれません。
今思えば、何も気にすることなく打ち明けるべきだったと思っています。
「いなフリ」に来てからそこまで調子は悪くなく、むしろ良いくらいだったので、話してもしょうがないっていう気持ちもありましたね。
しかし、2週目の水曜日。僕は、おしゅんさんに話すことにしました。
メンターであるおしゅんさんには伝えておくべきだと思ったし、その時の僕は聞いてほしかったのだと思います。
どんな反応をされるのか内心不安でしたが、おしゅんさんは「気づいてあげられなくてごめんな」と言ってくれました。
正直驚きました。
今までは病院に行っても「いつか治るでしょ」、「気持ちの問題」と言われて終わりでしたが、あしゅんさんは謝ってくれたのです。
僕のことを受け入れてもらえたように思えて嬉しかったし、同時に謝らせてしまって申し訳ないという気持ちもありました。
そしてその時から僕は、
「おしゅんさんの為に頑張ろう」
「おしゅんさんのメンティーは、いなフリ中にこれだけの成果を出したんだぞ!おしゅんさんは凄い人なんだぞ!」
と自慢できるくらいになろうと勝手ながら思っていました。
勝手ながらです、すいません(笑)
このことを境に、僕は同期ともコミュニケーションを取るようになりました。
「いなフリ」では同期と一緒にご飯を作るんですが、これが凄く楽しかった。
僕は料理スキルが全くないので、できる同期に頼ることも多かったけど、それでも一緒に作るのは楽しかったです。
ある日には女性陣がお洒落な料理を作ってくれました。

もの凄くおいしかったです。またいつかみんなで作りたいですね・・・
作業に関しては、ライティングはかなり順調でしたが、サイト制作が全然ダメでした。
「いなフリ」に参加する前に最低限のことは勉強していましたが、ポートフォリオができていなかったし、単純にスキル不足だったので、案件を獲得できずにいました。
そんな時にメンターのおしゅんさんが、ナナシロさん(@nanashiro1988)に便宜を図ってくれて、相談の場を設けてくれました。
さっさと自分でいけば良かったものの、本当におしゅんさんにはお手数をおかけしました。
ライティングばかりに目が行っていて、余裕がなかったのかなと思います。
ナナシロさんのアドバイスや「いなフリ」の先輩のミヤチさん(@fujimiyachi)のお陰で、ポートフォリオは提案まで行ける形にすることができました。
お二人にもとても感謝しております。
2週目の終わりに、僕は一旦実家に帰りました。新生活のための準備と、普段からお世話になっている方が主催するのイベントのお手伝いのためです。
この時にはいすみから離れるのが寂しくて、早く帰ってきたいなぁという想いがありました。
出発のためにhinodeを出ようとすると、hinodeの店長で、「いなフリ」のマネージャーをされている行武さん(@yukutake_ponnuf)が「いってらっしゃい」と言ってくれました。
「またね」でも「じゃあね」でもなく、
「いってらっしゃい」
何気ない一言かもしれませんが、「ここはもう自分の居場所なんだ」と思えて、とても嬉しかったし、励まされました。
行武さん、ありがとうございます。

自分の悩みを打ち明けて、少し馴染めた2週目でした。
あっと言う間に過ぎていった3週目
実家に帰っていたので、3週目は火曜日からの参加。
火曜日の10時過ぎごろにhinodeに到着したのですが、既に同期は作業を始めていました。
この日は、「1万字チャレンジ」の日で、みんな真剣に取り組んでいました。
邪魔にならないようにゆっくりと部屋に入ると、統括のあべちゃん(@abemasa0530)が抱きしめてくれて、「子どもが帰ってきたような気持ち!」と言ってくれました。
あれは嬉しかったなぁ。
おしゅんさんに行武さん、そしてあべちゃん。本当に「いなフリ」の統括・メンター・講師には助けられましたし、励まされました。
これから「いなフリ」に参加する方は、何も心配することはありませんよ。ひとりじゃない。
3週目はとにかく作業に明け暮れました。
今まで1万字書いたことがありませんでしたが、4日間連続で1万字書くことができました。
目標の「ライティングで15万円の収入を出す」も達成。新たに20万円の収入の目標を立てることができました。
3週目は本当にあっという間に過ぎて行きましたね。
自分に素直になれた最終週
そして迎えた最終週、4週目も本当にあっという間でした。
特に印象的な出来事は、ぶんたさん(@_BUNTA_)とお会いできたことです。
完全にTwitterの中の存在で、まさかお会いできるとは思いませんでした。
ぶんたさんのマーケティング講座を通して、自分の考えの甘さ・浅さを知ることができたので、本当にタメになりました。
ぶんたさん、ありがとうございました。
そして、最終日。
午前は今後1年間の事業計画を、受講生全員が発表しました。
十人十色の計画で、みんなのこれからがとても楽しみです!随時発信してほしいなぁ。
午後には終了パーティーがありました。
最初はワイワイと楽しい雰囲気で、僕自身もこれまであまり話せなかった同期と話せてとても楽しかったです。
声も問題なく出せました。みんなを家族のように思えたからだと思います。
そして、メンターからメンティーへの色紙の贈呈。
涙が止まりませんでした。
1カ月間の思い出が頭の中を駆け巡って、「終わりたくない」、「もっとみんなと一緒にいたい」という想いが込み上げてきました。
それまでとても頼もしかったメンターの涙。あれはズルい。泣かないわけがない。
僕はこの場を借りて、声のことを打ち明けました。
みんなは否定することなく、かといって何か声を掛けてくれるわけでもなく、ただ単純に「受け入れてくれました」
今思えば、本当に考えすぎだったのかもしれません。でも、そんなことすら分からないくらいに追い込まれていました。
今回「いなフリ」に参加して、自分の新たな可能性と大切なかけがえのない仲間と出会えました。
関わった全ての方に感謝したいです。
本当にありがとうございました。



これからの歩み方
いなフリでは、
ライティングで30万円の受注、20万円の収益を上げることができました。
ですが、成果は今ではどうでもよくて、最高の統括・メンター・講師・同期と出会えたことが財産です。
僕はこれから新社会人となって、企業で働いていきます。
「いなフリ」に参加したことで、フリーランスとしても生きていける力を身に付けることができたし、お互いに高めあえる仲間とも出会えました。
これからの人生は、自分にあった仕事をしていきたいと思います。
そして、夢を追いかけていきます。
「いなフリ」で関わったすべての方に最大の感謝を。

イラストは、同期で同じ年のなつきち(@mekatann_d_a)が書いてくれました。
コメントを残す